なぜ給与所得からさらに10万円差し引かれて表示されるのかわからない
私は去年3月に退職したので年末調整が未だなこと、4月で65歳になり本年金を受給開始したこともあり「確定申告」をしなければなりません。
とは言っても、複雑なことはなく給与から差し引かれていた源泉所得税の約15,000円が還付になるだけなのはわかりきっていました。
ただ、ほぼ初めての「確定申告」だし今後のこともあるので慎重に、まずパソコンで「e-Tax」で申告書を作成してみることにしました。
入力箇所も少なく、迷うことなくスイスイと進み、最後に印刷表示してみたら、自動計算された一ヶ所の金額がどうしても理解できませんでした。
それは給与所得金額です。
私の給与収入は78万円でその所得は23万円になります(78万円-55万円)
なのに所得欄には13万円と自動計算で表示されるのです。
なぜ10万円も少なく表示されるのか?
その一方で右列の公的年金以外の合計所得金額欄には23万円と表示されるのです。
給与と年金収入がある場合の「所得金額調整控除」は、給与から10万円控除される
国税庁のHPを検索しても↑冊子と同じ説明でした。
でも他にもあちこち調べてみたところ某確定申告ソフトの説明文に「所得金額調整控除」の適用がある場合(給与と年金収入がある)には「その適用後の給与所得の金額から控除します」という国税庁のHPからの抜粋がありました。(ただし、現在の国税庁のHPには同様の説明は無いです)
「所得金額調整控除」というのは、給与と年金収入がある人だけでなく、子ども・特別障害者等を有する人の場合も適用となり、国税庁の現在の説明欄の下の方には
この赤線の部分は給与と年金収入がある場合にも「給与から控除する」ということが適用され、自動計算で確定申告書の給与所得の欄に表示されるのでしょう。