ですが、仕事量は変わらず給与も減り、賞与もなくなります。
2019.10月現在の年金見込み額は「ねんきんネット」でわかりましたが、再雇用後の給与額によって、以降の年金見込み額がどれほど違ってくるのか3パターンで試算してみました。
リアルに私の年金見込み額を公開します。
再雇用後の給与(予想)が20万円、22万円、25万円だった場合です。
給与が20万円の場合 |
給与が22万円の場合 |
給与が25万円の場合 |
むむっ!
何で!? |
給与額が大きくなれば、控除される厚生年金保険料も高くなり年金見込み額もわずかながら増えていくのは当然として、
「特別支給の老齢厚生年金」の見込み額が、給与25万円の場合、なぜもらえるはずの年金約6万円から2万円も引かれて4万円しか受け取れないんでしょうか!?
調べてみると
「特別支給の老齢厚生年金」は、在職老齢年金とも言い、働きながら(給与収入がある)受給出来る年金で、
出典:日本年金機構HPより |
この表によると、例えば
給与が30万円で年金が10万円だった場合、その合計から28万円を引いた差額の1/2が年金から引かれるようなのです。
給与30万円+年金10万円=収入合計40万円
40万円-28万円=12万円×1/2=6万円が引かれるので
年金支給額は10万円-6万円=4万円しかもらえないということになります。
10万円が4万円。。。。(引かれた6万円があったら家賃が払えるのに)
えーーーーーーーっ、ショックです。
が~ん |
なぜ「28万円」なんでしょうか??
再雇用で年収がぐっと下がるという現状に加え、給与額によって年金全額は受け取れない、なぜ28万円という上限を作るんでしょうか?
60歳定年が当然だった時代、女性が定年まで働くというのはほとんど無かったことだろうと思います(おそらく公務員を除いては)
でも今はおひとり様の女性も増え、現に私の職場では定年後でも働いている人が何人もいます。
それは仕事が面白いとか充実してるからとかではなく、生活のため、老後の不安に備えるためです。
給与や福利厚生面で恵まれている大手企業と違い、私の職場では男性と女性では給与の格差が大きく、再雇用後もそれは影響します。
私はこれまで薄目でしか見なかった年金見込み額を直視して、働けるうちは働かねばならないと決めました。
そうやってもし65歳まで今の職場で働き、給与で生活して年金には手をつけず貯蓄できれば、4年は先延ばしできる、と思いました。
再雇用が延長できる65歳までは、言わば貯蓄が出来る最後の期間です。
でも本当に65歳までは雇用延長で働けるかは確定的なことではありません。そういう現状なのに、28万円という上限があり年金が減らされる、というのは腑に落ちません。