30年前とほとんど変わらない時給
何度か転職をした私は派遣社員で働いた期間もかなりあります。
30歳の頃の時給は1,700円でした。当時としては悪くない金額でした。
そこから十数年後、また派遣で働き始めた時も1,700円でした。
時給の差は仕事内容にもよりますが、派遣会社によるところも大きく(大小とか)、妥当だったと思います。
そして現在、求人情報等を見ると、1,900円、2,000円という時給も見かけるので少し上がった感はありますが、平均的な時給は1,700円よりはまだ下でしょう。
この30年間賃金そのものが上がっていないんだなあと実感しました。
なぜここにきて、政府は投資を勧めるのか?
30年前、外でランチをすれば今と変わらず千円はかかっていたし、当時ワンコインで食べられる店や百均、ユニクロは無かったので生活費はそれなりにかかっていたはずで、逆に言えば賃金は上がらないけどそういうものに助けられて生活が出来ているのが今なのかもしれません。
でもそれもそろそろ限界かも。
全ての物価が微妙に上がってきていますよね。上げられない場合は量や個数を減らしたりして。
私が好きなニッスイの冷凍たこ焼きは以前はひと袋24個くらい入っていたのに、今は18個です.笑
社会保険料や税金もこれからもっと上がっていくはず、でも賃金は上がりそうにないし、年金が増えることも望めないでしょう。
だから公的年金以外に、NISAやiDeCoをやって自分で増やす努力をして下さい、とさかんに勧め始めたのでしょう(私もそれに乗ったひとり)
麻生大臣の老後2千万円発言がありましたが、あれがうっかりではなく、狙いだったとしたら今はスゴイ!と思っています。
だってあれが無かったら私はまだボ~っとして老後のお金のことに気がいかなかったに違いないし、同じようにハッとしてどうにかしなきゃと思った人も少なくないはずだからです。
日本はどんどん貧しくなっていくのかもしれない
投資のことなど何も知らずNISAを始めた私。そんなド素人が最初に読んだ指南本に外国と日本の株式を半々くらいにすべし、とあってそうしようとしたのですが、好調なのはアメリカ株なんですよ。
先のことはわからないし、経済状況で浮き沈みはあるにせよ、少しでも可能性に賭けるとしたらやっぱりアメリカでしょ!
どういう状況になっても、アメリカは前に突き進む、後退はしないだろうという気がしませんか?でも日本にはそういう期待が持てず、それが急激に変わるということも考えられません。
それでも社会保険料や税金はどんどん上がっていくでしょうし、私たちは支払っていかなくてはなりません。
ワンコインでも食事が出来るのは安い労働力があるからだし、24時間営業の至れり尽くせりのコンビニもそう。ユニクロだって海外で生産してるからだし、農作物、海産物にしても海外からの研修生で成り立ってる部分もあるでしょう?
その人達がもっと賃金の良いところがあれば別の国へ稼ぎに行くだろうし、安ければ日本企業で働こうとは思わなくなるでしょう。
将来、安全で清潔でサービスの行き届いたコスパの良い日本には海外から裕福な人たちが移住し、貧富の格差が大きくなり、取り残された貧しい人たちがあくせくと働くばかりになる、、、、、そんな気がしてしまいます。
知ったような口で理屈をこねてしまいましたが、分からないなりに投資信託の商品を選ぼうとした時、日本株のはポチれませんでした。
出来れば多く利益を出したい、信託報酬が高いとか理由はありますが、日本株では良い変化は期待できない気がして。
それはなぜかと考えた時、↑のように自分の過去と今を振り返った時に、こうなるのかもしれないと浮かんだからです。
先のことは誰にもわかりませんが、今の政治家を見て何か期待出来ますか?