母と同年代のNちゃんとの付き合い
私は趣味で知り合ったNちゃんという母と同年代の知り合いがいました。
20歳過ぎれば皆大人、話(考え方)が合えば歳の差なんて気になりません。
年齢など意識せず、私とNちゃんは対等、女子同士でした。
よくお茶を飲んだり食事をしたり買い物へ行ったりしていました。二十年近い付き合いでした。
ある日、そういう付き合いのできるNちゃんだからこそ、聞いてみたんです。
「Nちゃん、鏡を見ればさ、シミとかシワとか見えて歳とったなあって思うだろうけどさ、いつも歳を意識してるわけじゃないよね?
40歳になったからこうふるまわなきゃいけないとか、60歳だから年相応の行動をしなきゃいけないとか、いい歳してるからこんなことできないとか、それは常識とか周囲の目を意識した時にブレーキがかかることで
ほんとはさ、心のことだけのことを言うなら(体は80歳でも)18歳のままだよね?」と。
(18歳=若いままの意)
私は「歳をとっても心までは老いないよね」ということを、タイムリープできないので、20年先を生きているNちゃんに確認したかったのです.笑
ちょっとした沈黙の後、Nちゃんは「そうだね」と言いました。
私は今65歳ですが、心も65歳ではないです。若い頃と同じように好きなこと、やってみたい事、考え方とか歳には関係なく心の中に持っています。
ただそれをやろうとして、体がついていかないということが起こった時に、歳ということを実感するんじゃないでしょうか?
だからもうこんな考えや言動はおかしいって世間体を考えたりするんじゃないでしょうか?
だとしても心までは老いない、、、そう思っているのです。
Nちゃんに黙って去ってしまった後悔
母と同じくらい歳の離れた、でも話の合うNちゃんとの付き合いは趣味で会う時だけで、あえて休日に会うとか日常的に連絡を取り合うとかそういうことはしませんでした。
親しい付き合いではなかったけど、これからもずっとNちゃんとの付き合いは続いていくもの、、、と思っていたのですが、
私は自分の体調の悪さを理由にNちゃんには黙ってその趣味の場へ行くのを止めてしまったのです。
Nちゃんに話せばきっと心配してくれただろうと思います。でも回復の目途も経たない状況では、Nちゃんの心の負担になりたくなくて言えなかった。
突然居なくなった私のことを、どう思っているのだろう?
黙っていなくなってごめんねという気持ちはある、だけど今さらやっぱり言えないな。
Nちゃん、私が復活するまで元気でいて欲しい。