私は現在62歳で、「特別支給の在職老齢厚生年金」受給者に該当するため、61歳(令和2年)からもらっています。
ですが、働いていて給与があるので、給与と年金受給額を合算した額が28万円を越えると、年金額が減らされます。
その減らされる(支給停止額)の通知書が下の画像です↓
本来受給できる額734,575円に対し、支給停止額が247,287円で約34%のカット、実際の受給額が487,288円(年間)となりました。
年金受給前に、給与がいくらなら年金が減らされずに済むかとかいろいろとシュミレーションしてみたのですが、結局(出来るだけ)給与を減らさなかったのは
単純に給料を減らされたら生活ができなくなる、預金を崩さなきゃいけない!
というのが一番の理由でした。
60歳定年でしたが、年金受給できるのは61歳からです。年金を減らされたくないがために、もし給与を22万円に下げたらこの一年間は不足分を預金で補わなくてはいけません。
それで、一年後61歳で年金を全額受給出来るようになったとしても以降働き続けてもほぼ生活費に消えていきます。
それが65歳直前まで続く、、、、となったら一部年金受給額が減らされても、出来るだけ給与はもらっておいた方がマシ、自転車操業でもそれで生活は回っていく、と思ったからです。
それと
・定年後も私の仕事(量)が変わらないのに、年金を全額受給するためにあえて低い給与を設定するのはおかしいし(働く意欲が失せる)、
・一度減らされた給与は上がることはない、もし65歳以降もここで働けるとしたら、60歳再雇用時点での給与は出来るだけ下げないほうが良いのではないか。
・定年後も厚生年金保険料を払っていくのだから、たとえ微々たる、ホコリのような額でも積もらせていったほうが得じゃないのかな
とかいろいろと考えました。
何よりあれこれ数字を比較してどれが得かと計算しているとイライラが募り、脳みそバーンで、もうどうにでもなれ!で決めた給与額でした。
も、もうどうでもいいっ! |
これで61歳から65歳までの間の収入が損だったのか、得だったのかで言えば、損かもしれません。
こうなる前(定年前)までに生活を小さくして、下げた給与で生活出来るようにして年金全額受給でいければ良かった、
のですが、時間は巻き戻せないので仕方がありません。
これから65歳までは、働きさえすれば給与で生活が出来る!
と捉え、この間の年金には手をつけず貯金するだけです。
けれども、
本来受給できる年金額から約3割カットされてショックだったのに、実はここからもっとカットされるはめになったのです。