「サ高住」ってどうよ?

2024年1月31日水曜日

住まい 日記

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 「サ高住」って知ってますか?

「サービス付き高齢者向け住宅」の略で、『主に要介護度が高くない、60歳以上の自立した高齢者を対象としている住宅のことです。 一般の住宅と同じように自由な暮らしをしながら、安否確認サービスや生活相談サービスを受けることが出来ます』とのことで、

私はこれを知る前に老後の賃貸を検索していた時、

老人ホームではないけど個室でお風呂やキッチン付がついていて、洗濯機は置いてない、でもマンションではない、何なんだろうこれ?でも年齢制限もなさそうだし、ここに早めに入るのもアリなんじゃないの?と思っていました。(現在の住まいと同じ区内にあったので)

私が見たその「サ高住」(そこがそうだと後に知ったのですが)、NPO法人が運営している施設で駅からも近く、安い部屋では8万円くらいの家賃でした。URでも8、9万円はするので悪くないんじゃないかと単純に思ったからです。

その後、いろんな情報を知る中で先日そのNPO法人の施設の案内を見たところ、(条件によって)国から最大4万円までの補助が受けられるとありました。でも基本の共益費やサービス料が3万円弱かかるようで、補助はあってないようなもの、月額費用は最低でも11万円はかかるようです。

11万円ならまだ私の年金受給額内で収まりそうですが、おそらく今後共益費やサービス料は上がって行きますよね?マンションを買って家賃が発生しなくても管理費や積立金がずっとかかるのと同じです。

「サ高住」の疑問その1.

・将来共益費やサービス料はどれだけ上がっていくのか?金額によっては将来払えなくなるのではないか?

「すべてがユルい春子の日記」の春子さんのブログには、「サ高住」で暮らしていたお母さんを引き取る際、なかなか出してもらえず、やっと退去できた際にも理不尽な原状回復の高額な請求があり、食事の質も悪く、通院の際の付き添い等、何かと法外なサービス料をとられる等々書いてあり客観的に読んでもヒドイなあと感じました。

私が年末に帰省した際、母の友人が入ってる施設(サ高住かはわからない)では、あれこれととにかく持ってる間はお金をどんどんとられると耳にしました。

「サ高住」と言っても一括りには出来ないし、そんな所ばかりではないでしょうが、、、、安易に考えてはいけないと思いました。

「サ高住」の疑問その2.

・基本料金以外のサービスの範囲と料金設定はどうなっているのか?人の手を借りねばならないとなった時あらゆることが「別途料金」になってしまうのか?

「サ高住」は自由な暮らしと言いつつも、どれだけ自由なんでしょうか?他の人に合わせることなく寝たい時に寝て、起きたい時に起き、食べたい時に食べる。誰にも干渉されずに生活できるんでしょうか?

「サ高住」の疑問その3.

・「自由な暮らし」とはいっても、共同生活であり人間関係に煩わされるのではないか?同居する人だけではなくスタッフとか。

「サ高住」に入居したくても空きがなければ出来ません。空きがあったとしてもやはりここも「保証人」が必要になります。お一人様にはついてまわる問題です。

「サ高住」の疑問その4.

・入居の際の保証人問題

私が検索したNPO法人の施設では保証人が立てられない場合は「要相談」みたいに書いてありました。お金で解決できるのか、何かしらの保証システムに入らされるのかわかりませんが、どうにかならないんでしょうか。。。

「サ高住」「老人ホーム」「介護施設」等、老後お世話になるかもしれない施設の違いについてはほとんど理解してはいません。ただ一番の不安はどの施設であっても、私が生きてる(お世話になっている)間は、ちゃんと存在するのか?倒産したりしないのか?ということです。

「サ高住」の疑問その5.

・「サ高住」は潰れたりしないのか?

これが一番の疑問であり、問題、不安です。ヨボヨボになって放り出されたら、もうどうしたらいいのかわかりません。ちゃんと運営されるという保証がなければたとえNPO法人であったとしても不安です。

これらの疑問を考えると、私にはギリギリまで自立、自活するという選択がベストな気がします。自立、自活出来るなら自由な暮らしでもあります。老いて誰かの助けが必要になるのならそこは介護サービスに頼れるだけ頼る、その先が老人ホームなりそういう施設になるのかもしれません。

可能なら最後のその日まで自力で暮らしたいです。自分のためにも他の人に迷惑をかけないためにも。

それにはやはり健康でいること、そして国には年齢を理由に拒まない賃貸住宅を増やして欲しいですね。


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kiraです、60代都内ひとり暮らし、老後資金を増やすためフルタイムで勤務中。2021年から投資信託(NISA)にもチャレンジしています。

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